黄砂でうっすら黄色い車を洗うときに気をつけることは?
黄砂とは?
黄砂とは、おもに中国の黄土砂漠やゴビ砂漠、タクラマカン砂漠などに広がる黄土地帯の細かな砂粒が風によって空高く吹き上げられ、大気中に広がり空一面を覆う現象をいいます。この吹き上げられた砂塵が上空の風に乗り、日本にも運ばれてくる事があります。
黄砂現象は、各地の気象台で実施している地上気象観測で大気じん象の一種として目視により観測、記録されています。
黄砂は衛星画像では↓のように見られます。
黄砂現象は、「主として大陸の黄土地帯で吹き上げられた多量の砂じんが空中に飛揚し、天空一面を覆い、徐々に降下する現象。はなはだしいときは天空が黄かっ色となり、太陽が著しく光輝を失い、雪面は色づき、地物の面には砂じんが積もったりすることもある。」と定義されています。
黄砂は、季節的には3月~5月に多く現れ、4月が最も多く見られます。7~9月など夏ごろはあまりみられません。
黄砂が降る時期
歳時記では「つちふる」といい、春の季語となっています。黄砂は、中国大陸の森林破壊、土壌破壊、砂漠化などにより、近年その回数が増加傾向にあります。
黄砂が車に与える影響は?
黄砂は成分が硬い石英・長石などからできており、形も角ばっています。そのため普通の砂とは違い、簡単に落とすことができません。
ボディに付着したままにしておくとこすれてキズが付いたり、雨などで濡れることで粘土のように固まってしまい、塗装面からはがれにくくなってしまうこともありますので非常に厄介ですのでしっかりとした対策をしましょう!
黄砂を落とす時のポイント?
こまめに黄砂を洗い流す
黄砂を落とすときに基本となるのは、こまめに黄砂を洗い流すことです!
できれば、高圧洗浄機等の水圧の強いもので黄砂を飛ばしながら洗い流すことをオススメします。
洗車のタイミングは?
・黄砂が飛んでいないときを見計らって洗車する
黄砂が飛んでいるタイミングで洗車しても、洗車したそばから再び黄砂まみれになってしまい洗車が台無しに・・・
洗車するのは、天気予報などをチェックし黄砂量が少ない時に行うようにしてください。
・たっぷりの水を使って洗い流す
通常の砂は手で払うこともできますが、黄砂は紙やすりのような特性に変わりボディにキズをつけてしまう危険も持っています。
まずはたっぷりの水を使い、天井部分から黄砂を丁寧に洗い流してください。しっかりと黄砂を落とすことで洗車キズへの対策になります。
・泡立ちの良いカーシャンプーで撫でるように優しく洗う
シャンプーの界面活性剤が、黄砂をボディから剥がれやすくし、クリーミーな泡はスポンジとボディの間のクッションの役割を果たしてくれるので、車体を傷つけること無く洗車することができます。
黄砂がつかないように予防するには?
黄砂対策としては、こまめな洗車が有効です。
さらに望ましいのはコーティングしたボディであれば撥水や親水、疎水などの効果により水洗い洗車だけでピカピカになりますので、
ぜひコーティングと合わせて対策を行ってください。