マイクロファイバークロスの種類!

マイクロファイバークロスの種類は、どのようなものがあるのか?

織り方について

マイクロファイバークロスにはいくつかの織り方と表面処理の違いがあります。

パイルの特徴

柔らかい肌触り

ループ状の部分が肌に触れたときに、ふわっとした弾力を生み出し、柔らかい肌触りを感じられます。

パイルが長いほうがふんわり感が強く、パイルが短いと肌触りはやや固めになります。

吸水性

直接肌に触れる部分が広いため、高い吸水性が特徴です。

タオルやバスローブなど、吸水性の高いものを選びたい場合には、パイル生地がおすすめです。

掻取性

表面がループ状になることで、埃などを掻き取りやすいが、掻き取った埃などを溜めやすいというデメリットもあります。

シャーリングの特徴

肌触りなめらかで上質感がある生地

タオルの生地には、糸をループ状に織り込んだパイル生地が最もよく使われますが、このループ状に織り込まれたパイルを平らにカットした生地をシャーリング生地といいます。

吸水性

表面の糸が均一に整っているシャーリングタオルは、肌触りがとてもなめらかで光沢があり、高級感もグーンとアップ。
満足度の高い、ワンランク上のタオルに仕上がります。

掻取性

パイル地のループしている部分をカットしているため、掻き取った埃などを逃しやすいが溜め込みにくい。

耐久性

パイル地のループしている部分をカットし、なめらかな質感にしたものです。
毛先が端面になっているので、非常に柔らかく柔軟性に優れます。
カットされているため繊維の抜けによるヘタリがあるので、耐久性ではパイル地などに劣ります。

ワッフルの特徴

柔軟性

ワッフルは糸を浮かせて作られているため、包み込むような柔らかい肌触りを持っています。
また生地に厚みはありますが、決して重たいわけではないので、バスタオルなどの大きいものからベビー用品の小さいものまで、肌に触れるいろいろなアイテムで活躍してくれます。

吸水性

車を乾燥させる際に水の筋とよく機能します。
2回目のスワイプが水垢を取り除き吸水性にとても優れています。

耐久性

しっかりと織り込んであるため、ほつれが少なく糸くずも出にくい織り方です。

起毛処理
柔軟性

柔軟性においては最も優れ、非常に柔らかい触り心地になります。

耐久性

洗濯などで繊維が絡まるとゴワゴワしたり、そもそも繊維が切れたり抜けたりしやすいので、耐久性は劣ります。

吸水性

柔らかい生地により吸水性は非常に高いが、吹き上げ時にボディへの引っかかりがあるため作業性が落ちます。

素材

主にナイロンやポリエステルなどの化学合成繊維でできています。

特性として静電気が帯電しやすいため、ホコリなどを吸着します。
また化学繊維なので耐薬品性が高く、天然の素材では使用できない薬品の使用にも向いています。

ナイロン製のマイクロファイバーについては、ポリエステルに比べて摩擦などに強く折り目などのも付きづらいですが、酸性の溶剤に溶けてしまうという弱点があるので注意が必要です。

毛足の長さ

多くの市販されているマイクロファイバークロスは、裏表で毛足の長さが異なります。
一般的に毛足が短いパイル地と、毛足が長いパイル地もしくはシャーリング地の組み合わせが多いです。

毛足が長いほうが柔軟性、吸水性に優れますが、長すぎると拭き取りの際の抵抗が大きく作業性が悪いです。

またワックスやコーティングの仕上げ拭きには、ある程度コシのある毛足が短いもののほうが扱いやすく、シャーリング地よりパイル地のほうが余分なワックスやコーティング剤を効率よく拭き取ってくれます。

縫製

格安で売られているマイクロファイバークロスや、ワックス・コーティング剤に付属のクロスにありがちなのが、フチにパイピングで縫製処理が施されているものです。

切断面が切りっぱなしではほつれてしまうのですが、こうした縫製処理がされた部分は固く傷の原因になりやすいです。
洗車用途に使用する場合は、周囲が縫製処理されておらず、商品タグなどもついていないものが適しています。

マイクロファイバークロスの選び方

この他にも織り方、素材、毛足の長さなどで性能が変わるマイクロファイバークロス。

マイクロファイバークロスを選ぶときには、どの性能が一番重要かを踏まえて、使用用途に合わせて選ぶことが大事です。

ボディの洗いに使うのであれば、柔らかく汚れを取り込む毛足の長いものを選び。
仕上げの拭き上げ時に使うのであれば、吸水性がありつつ拭き取りのしやすい織り方のものを。
ワックスの仕上げであれば、掻取性に優れた繊維の形状のものを。

適材適所でマイクロファイバークロスを使い分けることで、洗車のクオリティを上がります!

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